SDGsの取組み
たにぐちができるSDGsの現在と未来
たにぐちでは「三方よし:売り手よし、買い手よし、世間よし」の精神で企業活動をしてきました。企業の社会的責任を果たすべく、食品ロス問題や地域との共生に取り組んでいますが、今後は「SDGs:Sustainable Development Goals」の考え方を取り入れ、現在は私たちにできることをコツコツと、そして将来にはさらに発展した目標を見つめています。豊かな未来のために「世間よし」を進めてまいります。
主な取組み
01食品廃棄ゼロへ向けた取組み


製造過程でキズが付いたり欠けたりと、正規品としては販売できないB級品や、見込み違いで余ってしまった原料などを、再度アウトレット品として加工し、地域イベントや学童保育所などに寄付しています。また、年に数回、アウトレットセールを開催、売上の一部もまた寄付しています。



それでもまだ、様々な事情でアウトレット商品に再加工できない製品や原料が残ってしまいます。これらは和歌山県にあるエコフィード事業者(食品残さ等を利用して飼料を製造)に引き取ってもらい、他原料と混合された上で家畜に与えられます。廃棄原料の一部ではありますが「食の循環」に活用されています。 (※現時点では廃棄している原料も多くあり、これをいかに減らすか、全社を挙げて取り組んでいます。)
02再生可能エネルギーの導入


工場では使用電力の20%を太陽光・風力発電といった再生可能エネルギーに切り替え、使用しています。これにより、CO2排出量は年間約200tの削減につながります。これから毎年少しずつ、再生可能エネルギーの使用割合を増やしていき、最終目標100%を目指します。
ソーラーパネル式外灯の設置、全館LED照明の採用、トイレ・廊下など人感センサー照明の導入など、節電にも取り組んでいます。
03工場排水の浄化処理


工場の近くには、和歌山県を代表する清流「日高川」が流れています。この美しい自然環境を保つため、工場では排水処理に高い能力を発揮する最新設備を設置し、高度に浄化された水を還すことを基本としています。また、機械・器具の洗浄方法を工夫することで、排水全体量を減らすようにも努めています。
排水処理能力・条件
項目 | 単位 | 放流基準 |
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水量 | m3/d | 45 |
pH | - | 5.8〜8.6 |
BOD | mg/L | 160以下 |
SS | mg/L | 200以下 |
n-Hex | mg/L | 30以下 |
T-N | mg/L | 120以下 |
T-P | mg/L | 16以下 |
04チョコっと農園の運営


日高川工場近くの耕作放棄地や休耕地(約11,000㎡)を再生し、環境保全活動の一環として「チョコっと農園」を運営しています。四季折々の風景に彩りを添えるべく、約30種類200本以上の植物や果物の苗木を植え、実りある大地の再生を目指しています。夏のヒマワリ、秋のコスモスの時期には、地域の方々が訪れるスポットにもなっています。
05地域との共生

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【 工場見学 】
日高川工場では、地域の方々を対象とした工場見学を実施しています。安全・安心な製品づくりの現場をご覧いただくとともに、皆さまとの大切なコミュニケーションの場にもなっています。中には、小学生の頃に見学に来られた方が、実際にたにぐちに就職されたケースも。ありがたいことです。
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【 職業体験 】
年に数回、地元の中学校2〜3校より数名が職業体験に来られます。中学生の皆様には、チョコレートの検品をしたり、箱詰めをしたりと従業員と一緒になって作業をしてもらいます。職場で働くことを通じて、仕事に対する意識を育む場としてご活用いただいています。
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【 ケーキ教室 】
クリスマスやバレンタイン、こどもの日やひなまつりなど、各イベント時期に合わせてケーキ教室を開催しています。小学生から主婦層まで幅広い世代の方々からご参加いただき、受付開始直後に満席となるほど、毎回、ご好評いただいています。